【対象】子連れ全般
【こんな時に】生活で困ったとき
ボストン公共図書館のミュージアム・パスを利用すると、多くの施設を無料または割引価格で利用できます。ただ、未就学児と実際に利用することを考えると、どの施設でも同じように使いやすいわけではありません。
我が家もこれまでいくつかの施設を利用してきましたが、何度も行くようになった施設もあれば、年に一度程度で十分だった施設もあります。施設そのものの良し悪しというより、子どもの年齢や興味、その時期の生活スタイルによって使いやすさが変わるためです。
私は施設を選ぶ時、利用頻度が高くなりそうか、今は興味がなくても再挑戦したくなる場所か、親自身も行きたい場所か、など、割引以外の点も含めて考えています。
| 施設 | 我が家の使い方 | 年間パス購入 | 私の判断視点 |
|---|---|---|---|
| サイエンス・ミュージアム | 何度も再訪している | なし | 成長とともに何に反応するか試せる |
| ニューイングランド・アクアリウム | 時々利用 | なし | 無料で相性確認できるか |
| ボストン・チルドレンズ・ミュージアム | 頻繁に利用 | あり(プリスクール前の時期) | 利用頻度が年間パスに見合うか |
| ボストン美術館(MFA) | 継続利用 | あり | 親も行きたい場所か |
特に未就学児は、数か月で反応が変わることがあります。前回はほとんど興味を示さなかった展示に夢中になったり、逆に以前好きだったものに見向きもしなくなったりします。そのため我が家では、ミュージアム・パスを「入館料を節約する制度」というより、「気軽に再挑戦できる仕組み」として利用している面があります。
ミュージアム・パスの予約方法や利用手順については、別記事でまとめています。
ボストン公共図書館のミュージアム・パス|取得方法と使い方
我が家がミュージアム・パスと年間パスを選ぶ基準
ミュージアム・パスと年間パスのどちらを選ぶかは、施設ごとに変わります。私が見ているのは、主に3つです。
まず一つ目は、利用頻度です。数回利用するだけならミュージアム・パスで十分なことが多いですが、日常的な外出先になる施設は年間パスの方が使いやすくなります。
二つ目は、再挑戦したくなる施設かどうかです。未就学児は短い期間でも興味や理解が変わります。そのため、「今好きかどうか」だけでなく、「また試してみたいか」も判断材料にしています。
三つ目は、親自身も行きたい場所かどうかです。子ども向け施設はたくさんありますが、親が興味を持てる場所は限られます。家族で長く利用することを考えると、その点は大きな要素でした。
ミュージアム・パスで利用しやすい施設
ボストン・サイエンスミュージアム

我が家が最も利用している施設の一つです。ミュージアム・パスを利用すると最大4人まで無料で入館できます。
初めて行く場合は、未就学児連れで回りやすい展示や館内の回り方を別記事にまとめているので、参考にしてみてください。
ボストン・サイエンスミュージアム|未就学児連れで初めて行く時の回り方
この施設は、子どもの成長とともに楽しみ方が変わる施設だと感じています。1歳頃は館内をベビーカーに乗せて歩く程度でした。2歳頃になると気になる展示に立ち止まるようになり、3歳を過ぎると以前は素通りしていた展示にも興味を示すようになりました。
訪問回数だけを見ると、年間パスを購入していてもおかしくありません。ただ、我が家は今のところミュージアム・パスを利用しています。無料で利用できることに加えて、「今回はここに反応した」「次はどうかな」と成長の変化を見に行く感覚が強く、必要な時に利用できれば十分だからです。
展示内容については、実際に反応が良かった展示を別記事でまとめています。
ボストン・サイエンスミュージアム|未就学児はどんな展示に反応する?
同じ施設でも年齢によって反応は大きく変わります。1歳から3歳後半までの変化も別記事にまとめています。
ボストン・サイエンスミュージアム|1歳から3歳後半までの展示反応の変化
ニューイングランド・アクアリウム

ミュージアム・パスで最大4人まで無料で利用できます。我が家にとっては、「今好きかどうか」を確認するために利用している施設です。
これまで数回息子を連れて行っていますが、今のところ強い興味を示している施設ではありません。館内は全体的に暗めで、展示の多くは、触ったりせずに見ることが中心です。サイエンスミュージアムのように様々な体験があるわけではないため、生き物を見ること自体が好きかどうかで満足度が大きく変わる場所だと感じています。
周囲の話を聞いていると、この施設が大好きな子も少なくありません。そのため我が家では、「あまり興味がなかった施設」ではなく、「成長とともに反応が変わるかもしれない施設」と考えています。
休日や学校休暇中は混雑することもありますが、ミュージアム・パスを利用しているため、「今回はあまり見られなかったからまた今度来よう」と思いやすい施設でもあります。通常料金であれば再訪を迷う状況でも、ミュージアム・パスならもう一度試しやすいという点も、この施設との相性が良い理由の一つです。
利用頻度が高くなり、年間パスに切り替えた施設
ボストン・チルドレンズ・ミュージアム

我が家がミュージアム・パスから年間パスに切り替えた施設です。ボストン・チルドレンズ・ミュージアムは、未就学児と行ける施設の中でも利用頻度が高くなりやすい施設だと思います。
息子は3歳4か月でプリスクールに通うまでは私がフルタイムで見ていたので、平日の外出先として頻繁に利用していました。まだ歩けない時期から利用でき、成長とともにできることも増えていく施設です。
ミュージアム・パスを利用すると入館料は半額になるので、時々利用していた時期は便利でした。ただ、次第に何度も利用するようになったので、割引後の自己負担額を考えると、年間パスの方が使いやすくなりました。
この施設については、「子どもが好きかどうか」を確認する段階よりも、「日常の外出先として定着するかどうか」が年間パスを考えるポイントになると思います。未就学児が体験しやすい展示が多いので、我が家にとっては、「成長したらもう一度行ってみよう」ではなく、「今週も行こう」と自然に思う場所になっていました。
館内の展示内容や未就学児向けエリアについては、別記事でまとめています。
ボストン・チルドレンズ・ミュージアム|未就学児向け展示と遊び方
親も行きたい施設
ボストン美術館(MFA)

ボストン美術館(MFA)は、我が家が年間パスを購入している施設の一つです。ただ、この施設はチルドレンズ・ミュージアムとは購入理由が異なります。チルドレンズ・ミュージアムは利用頻度が高くなったため年間パスに切り替えましたが、MFAは親自身も行きたい施設だったことが大きな理由です。
MFAは未就学児向け施設ではなく、小さな子どもを連れて行く場所としては候補に入りにくいかもしれませんが、我が家は息子がベビーカーに乗っていた頃から利用していました。むしろ当時の方が館内をゆっくり見やすく、親が見たい展示を回りやすかったように思います。
成長とともに利用の仕方も変わりました。最初は親が展示を見るために連れて行っていましたが、3歳頃からは予約なしで誰でも参加できる、ドロップイン・アートメイキング(Drop-In Art Making)が行われている日を選ぶようになりました。子ども向け施設のように長時間遊べる場所ではありませんが、子どもなりの楽しみ方が少しずつ増えてきたと感じています。
天気の良い時期はコートヤードで休憩しながら過ごすこともあります。展示を見るだけでは退屈してしまう日でも、一度外の空気を挟めるため、未就学児連れでも利用しやすく感じています。
以前からイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館(Isabella Stewart Gardner Museum)も好きでした。ただ、未就学児と継続して利用することを考えると、子ども向け体験やイベントが定期的にあるMFAの方が通いやすいと思っています。
MFAは我が家にとっては、子どもがいても通い続けられた数少ない大人向けの行き先でした。
その他に気になっている施設
ここまで紹介した施設以外にも、ミュージアム・パスの対象施設は数多くあります。我が家が利用した施設や、今後利用してみたい施設を簡単に紹介します。
ニューイングランド動物園
以前、ニューイングランド動物園(Zoo New England)をミュージアム・パスを利用せずに訪問しました。行く直前にパスを取得しようとしたものの間に合わず、通常料金で入館した施設です。当日はほとんどの動物が寝ている時間帯にあたってしまい、思ったほど見られませんでした。入館料を考えると次回はミュージアム・パスを利用したいと感じました。
公共交通機関だけでも行けますが、ボストン中心部からはやや距離があり、車で行く方が現実的だと感じました。
グリーンウェイ・カルーセル
ボストン中心部をつなぐ細長い都市公園、グリーンウェイにある見た目がユニークなメリーゴーラウンドです。メリーゴーラウンドは搭乗時間が短いので、ミュージアム・パスとの相性が良い施設だと思います。
ハーバード自然史博物館
ハーバード自然史博物館(Harvard Museum of Natural History)はまだ利用したことがありません。生き物や自然科学が好きな家庭から名前を聞くことがあり、今後利用してみたい施設の一つです。息子は今のところ生き物への興味がそこまで強くないため優先順位は高くありませんが、成長とともに候補に入ってくると考えています。
料金比較(2026年6月時点)
ここまで紹介した施設について、2026年6月時点の料金をまとめました。実際の費用は子どもの年齢や家族構成によって変わりますが、施設選びの参考としてご覧ください。
| 施設 | 通常料金(大人2人+4歳児1人) | ミュージアム・パス利用時 | 年間パス(参考) |
|---|---|---|---|
| サイエンス・ミュージアム | 94ドル | 最大4人無料 | 3 Person Membership(160ドル) |
| ニューイングランド・アクアリウム | 110.85ドル | 最大4人無料 | Friends & Familyプラン(179ドル) |
| ボストン・チルドレンズ・ミュージアム | 72ドル | 最大4人まで半額 | Family Membershipプラン(235ドル) |
| ボストン美術館(MFA) | 60ドル | 大人最大2人まで半額 | Friends & Familyプラン(140ドル) |
※比較しやすいよう、大人2人+4歳児1人で計算しています。
※子ども料金が発生する年齢は以下の通りです。
- ボストン・チルドレンズ・ミュージアム:1歳から
- サイエンス・ミュージアム:3歳から
- ニューイングランド・アクアリウム:3歳から
- ボストン美術館(MFA):7歳から
※料金および年間パス内容は2026年6月時点のものです。最新情報は各施設およびボストン公共図書館の公式サイトをご確認ください。
我が家は「また行きたいと思うか」で選んでいる
ボストン公共図書館のミュージアム・パスを使うと、多くの施設を無料または割引価格で利用できます。ただ、実際に使ってみると、施設ごとに役割はかなり異なります。
我が家の場合は、成長とともに反応の変化を見たくなる施設もあれば、利用頻度が高くなって年間パスに切り替えた施設もありました。親自身が行きたくて通い続けている施設もあります。
どの施設が合うかは家庭によって異なりますが、我が家は「また行きたいと思うか」を一つの判断材料にしています。
