オールド・スターブリッジ・ビレッジ|3歳児と高齢家族も一緒に楽しめる歴史体験

オールド・スターブリッジ・ビレッジ|3歳児と高齢家族も一緒に楽しめる歴史体験(ボストン郊外) 子連れお出かけ

【対象】子連れ全般/大人も楽しめる
【こんな時に】晴れた日に行きたい

日本から来るお母さんの観光向けにと思って探したけど、一回行ってみたら、季節を変えてまた何回か訪れたくなった体験型施設。昔の生活に入り込んだように思える出来事がたくさんあったで。

2025年6月、日本から母が遊びに来ていたタイミングで、家族みんなでオールド・スターブリッジ・ビレッジ(Old Sturbridge Village)に行ってきました。夫と、3歳になったばかりの息子も一緒でした。

ボストン周辺には歴史を学べる観光地がいくつかありますが、今回は「高齢者」と「未就学児」を同時に連れて行ける場所、という条件で行き先を探しました。

ボストン市内で小さい子連れなら、図書館などの無料施設もおすすめです。ボストン公共図書館|0〜2歳子育てに役立つ無料サービス3選を参考にしてみてください。

車を持たない我が家の移動手段:ジップカー

我が家は車を所有していないため、郊外へ出かける時はカーシェアのジップカー(Zipcar)を利用しています。会員登録をすれば短時間から車を借りられるサービスで、ボストン市内にもステーションが多く、たまの遠出には便利です。

今回もジップカーを使い、ボストン市内からオールド・スターブリッジ・ビレッジまで、車で約1時間半弱で到着しました。

行き先選び:プリモス・パタクセット・ミュージアムと比較して

当初はプリモス・パタクセット・ミュージアム(Plimoth Patuxet Museums)にいくことを考えていました。ただ、高齢の母の体力と、3歳になったばかりの息子のベビーカー移動を同時に考えると、オールド・スターブリッジ・ビレッジの方が計画を立てやすいと判断し、今回はそちらを選びました。

オールド・スターブリッジ・ビレッジは、一度駐車すればそのまま一つの大きな施設内で過ごせること、そして施設内の多くの場所が車椅子・ベビーカー利用を想定した作りになっている点が決め手でした。

オールド・スターブリッジ・ビレッジとは

オールド・スターブリッジ・ビレッジは、19世紀のニューイングランド農村を再現した野外歴史博物館です。

村の中に点在する建物の多くは、ニューイングランド各地から実際に移築された歴史的建造物で、当時どのように使われていたかが分かるように修復・展示されています。

オールド・スターブリッジ・ビレッジの施設内マップ
公式サイトに掲載されている施設内マップ
車椅子・ベビーカー対応エリアも確認できます

英語が苦手な場合の楽しみ方のコツ

展示の各所では当時の服装をしたスタッフがいて、質問にも親切に答えてくれます。知識も豊富で、話せると楽しさが増えるタイプの施設だと感じました。

英語が苦手な場合は、事前に公式サイトで予備知識を入れておくのがおすすめです。写真付きの情報が多く、サイトを見るだけでも見どころがつかめます。

当日の流れ(2025年6月・平日)

訪れたのは暖かい6月の平日で、午前中に到着し、午後に帰りました。

無料駐車場はゆとりがあり、到着時もすぐに停めることができました。

チケット購入と料金

駐車場のすぐ近くにあるメイン・エントランスでチケットを購入してから入場しました。オンラインで事前購入すると当日券より少し安くなります。

  • 大人(13歳以上):オンライン 27ドル/当日 30ドル
  • シニア(60歳以上):オンライン 25ドル/当日 28ドル
  • ユース(4〜17歳):オンライン 12ドル/当日 15ドル
  • 3歳以下:無料

村を歩きながら見た展示と体験

最初の民家で感じた「ここに住んでいる人」に出会う感覚

最初に何気なく入った、スモールハウス・アンド・ガーデン(Small House and Garden)の民家はひっそりとしていました。中をじっくり見ていたら、突然、昔の服を着た女性が奥のドアから出てきて、心臓が止まるかと思いました。

一瞬で頭が混乱して、「昔の人?」「幽霊?」「ここに住んでる?」「もし住んでたら勝手に入ってすみません!」くらいのことが頭をよぎりましたが、その方は施設で働くスタッフでした。

ここでやっと、スタッフが当時の暮らしを実際にしている想定で来場者に対応してくれる、生活再現型の施設なんだと実感しました。

スモールハウス・アンド・ガーデンの外観(19世紀の民家)
最初に入ったスモールハウス・アンド・ガーデン
ここで「生活再現型の施設」だと実感しました

フェンノ・ハウス・アンド・バーン

フェンノ・ハウス・アンド・バーン(Fenno House and Barn)の外では、薪を使って火をおこし、大鍋で染め物を行う女性たちが作業をしていました。本当にここに住んでいるかのような光景で、昔に迷い込んだような気持ちになります。

エイサ・ナイト・ストア

エイサ・ナイト・ストア(Asa Knight Store)は、当時の村の店を再現した建物で、生活用品がどのように扱われていたのか想像しやすい場所でした。(この記事の最初にある写真は、エイサ・ナイト・ストアの店内です。)

エイサ・ナイト・ストアの店内と当時の生活用品
当時の生活用品が並ぶ、エイサ・ナイト・ストアの店内

ティン・ショップ

ティン・ショップ(Tin Shop)は、19世紀の村で使われていたブリキ製の日用品を作る工房を再現した建物です。

夫が職人さんと話し込んでなかなか出てこなかったため、私は息子と一緒に外へ出てすぐの、実際に動かせる井戸のポンプを体験しました。

今回は息子がぐずっていて確認できませんでしたが、事前に公式サイトで知った「ジャパニングと装飾ペインティング(Japanning & Decorative Painting)」というものがあります。ジャパニングは、日本の漆器のような見た目を、西洋の素材と方法で再現しようとして発展した装飾技法です。

ニューイングランドの昔の暮らしを再現した場所の中に、日本の技術や美意識の影響が入り込んでいることを知り、個人的には印象に残りました。次に訪れる機会があれば、ぜひ見てみたい展示のひとつです。

キャビネットメイキング・ショップ

キャビネットメイキング・ショップ(Cabinetmaking Shop)は、19世紀の村で家具を作っていた職人の工房を再現した建物です。制作途中の家具や道具が置かれており、当時の木工仕事の様子がうかがえます。

訪れた時は職人さんはいませんでしたが、制作途中の家具を見ていると、ここで働くのは面白いだろうなと想像がふくらむ場所でした。

キャビネットメイキング・ショップの工房と制作途中の家具
制作途中の家具が置かれていた、キャビネットメイキング・ショップ

マイナー・グラント・ストア・アンド・ベイクショップ

マイナー・グラント・ストア・アンド・ベイクショップ(Miner Grant Store & Bake Shop)は、19世紀初頭のニューイングランドの村にあった、雑貨店とパン屋を兼ねた建物を再現した展示です。

夫がここでおやつを買っている間、店の前で自由に歩き回る鶏たちに、息子と母が大はしゃぎ。建物の内外を含めて、当時の村の日常を立体的に感じられるスポットでした。

マイナー・グラント・ストア・アンド・ベイクショップの建物外観
マイナー・グラント・ストア・アンド・ベイクショップ
おやつを買いながら、当時の村の雰囲気を感じられる場所です
施設内を自由に歩き回る鶏
店の前を自由に歩き回っていた鶏たち

思いがけない発見:昔スタイルのトイレ

なんとなく歩いていると、薪が置いてある小屋の一部が、奥まで入れるようになっているのを見つけました。

オールド・スターブリッジ・ビレッジ内の薪小屋
薪小屋に見えるけど…右側から奥に入れる

入ってみると昔のトイレでした。まさかの横並びスタイル。今の感覚では気まずさしか感じられません。

19世紀の暮らしを再現した昔スタイルのトイレ
薪小屋の奥にあった、19世紀の暮らしを再現したトイレ

ハーブ・ガーデン

ハーブ・ガーデン(Herb Garden)は、19世紀の暮らしの中で使われていた薬用・料理用・保存用のハーブを栽培していた庭を再現したエリアです。

ガーデニングが好きな母向けに立ち寄った場所でもあり、種類豊富なハーブを前に、ゆっくり眺めながら楽しめる落ち着いたエリアでした。

オールド・スターブリッジ・ビレッジのハーブ・ガーデン
19世紀の暮らしで使われていたハーブを集めたハーブ・ガーデン

食事について(施設内の選択肢)

昼食:ブルラード・タバーン

ブルラード・タバーン(Bullard Tavern)は、オールド・スターブリッジ・ビレッジ内にあるメインの食事場所です。19世紀の宿屋をイメージした建物ですが、販売されていたのはサンドイッチやスープなどが中心のカフェテリア形式で、子連れでも利用しやすかったです。

ベビーカーでも利用でき、建物正面から右側の坂を下るルートを使うと、ベビーカーのまま食堂に入れます。

店内はそれほど広くもなく、テーブル数も少なめなので、買ったものを外に持ち出して食べるのも良さそうです。

施設内で食事・軽食がとれる場所

  • ブルラード・タバーン:しっかり座って食べられるメインの食事場所
  • オックス・アンド・ヨーク・カフェ(Ox & Yoke Café):ビジターセンター付近で、コーヒーや軽食中心
  • マイナー・グラント・ストア・アンド・ベイクショップ:焼き菓子などのおやつを購入できる

このほか、持参した食事を屋外で食べることも可能です(歴史的建物の中での飲食は不可)。

子連れ・高齢者連れ目線での選び方

しっかり座って食べたい場合はブルラード・タバーン、軽く済ませたい時や休憩ついではオックス・アンド・ヨーク・カフェ、雰囲気込みでおやつを楽しみたい時はマイナー・グラント・ストア・アンド・ベイクショップが向いています。

私は次回行くときには、事前に近くの美味しそうなサンドイッチ屋さんでも探してから行き、施設内の芝生の広場で食べるのもいいなと思ってます。

3歳+高齢者での滞在時間と距離感

今回、母の体力と、息子がぐずったこともあり、じっくり見るというよりどんどん見ていく回り方になりました。それでも体感としては施設全体の3分の2くらいは見られたと思います。

滞在はトータルで約2時間半でした

  • 昼食(ブルラード・タバーン):約30分
  • ヴィレッジ・コモン(Village Commonの)芝生で休憩(偶然居合わせた小学生のグループに、息子が遊んでもらう):約20分
  • お土産ショップ:約15分
  • そのほか展示見学と移動

息子がぐずらなかったとしても、3歳と高齢者を連れているなら、これくらいの時間が限度だと感じました。敷地が広く見どころも多いため、無理のない範囲で切り上げる前提で計画するのが現実的だと思います。

お土産ショップ

ビジターセンター付近にあるオックス・アンド・ヨーク・マーキャンタイル(Ox & Yoke Mercantile)では、工芸品や雑貨、本など、展示内容に関連した商品がそろっていました。

また、マイナー・グラント・ストア・アンド・ベイクショップでは、焼き菓子などの軽食に加えて、お土産も購入できます。

展示物にちなんだ商品も多く、なぜか昔から鶏が好きな母は、鶏グッズを購入していました。

子連れで行く場合のメモ(ベビーカー・飲食)

今回は自分のベビーカーを持って行きましたが、ビジターセンターでの貸し出しもあります。数に限りがあるため、確実に借りたい場合は早めの時間帯がおすすめです。

食事の持ち込みは可能で、屋外のスペースで食べられます。ただし、歴史的建物や展示の建物内では飲食できません。

また来たい場所

今回は子どもの機嫌の関係で回りきれなかった部分もありましたが、それでもまた来たいと思える施設でした。季節ごとに展示やイベントも変化するようです。次は夫と2人で、もう少し落ち着いて回ってみたいです。

家族で遠出も楽しいですが、日常的に親子で利用できる施設も知っておくと便利です。ボストン公共図書館の子育て向けサービスについてまとめた記事もありますので、ぜひチェックしてみてください。
ボストン公共図書館|0〜2歳子育てに役立つ無料サービス3選

施設情報|Old Sturbridge Village

【施設名】
Old Sturbridge Village

【対象年齢】
子連れ全般(未就学児〜大人まで)

【料金】
・大人(13歳以上):オンライン 27ドル/当日 30ドル
・シニア(60歳以上):オンライン 25ドル/当日 28ドル
・ユース(4〜17歳):オンライン 12ドル/当日 15ドル
・3歳以下:無料

【住所】
1 Old Sturbridge Village Road, Sturbridge, MA 01566

【公式サイト】
https://www.osv.org/

子連れおすすめ度

  • 子連れおすすめ度:★★★☆☆
  • 対象年齢:未就学児(0〜5歳目安)
  • ベビーカー:可能
  • おむつ替え台:(未確認)
  • ハイチェア:あり
  • キッズメニュー:なし

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