【対象】未就学児(0〜5歳目安)/子連れ全般
【こんな時に】雨の日に行ける

公園の立ち話とかで、他のミュージアムと合わせてサイエンスミュージアムもよくおすすめされる。でも具体的に何がおすすめか聞けたことない。なんとなく良さそうと思って未就学児と出かけると、「施設の大きさの割には楽しめなかった。」なんてことがありがちなタイプの場所。親にとってはありがたいこの施設の攻略方法を紹介するで。
結論|初めてなら全部見ようとしない方が楽しめる
ボストン・サイエンスミュージアム(Museum of Science, Boston)は、未就学児と初めて行くと少し戸惑いやすい施設だと思います。
私自身、息子が1歳の頃に初めて訪れた時は、「小学校で理科を習い始めてから来る場所かな」と感じました。
ボストン・チルドレンズミュージアムのように、未就学児向けの展示が中心になっている施設ではありません。展示によっては小学生以降でないと理解が難しいものも多く、展示台の高さも未就学児向けではないものがあります。
未就学児向け展示の多さを重視するなら、ボストン・チルドレンズミュージアムの方が合う家庭もあると思います。
ボストン・チルドレンズミュージアム|未就学児向け展示と遊び方
一方で、真冬や真夏でも長時間過ごせることや、家庭ではできない科学体験に触れられることは大きな魅力です。初めて行く場合は、展示の内容を理解することよりも、まずは館内に慣れることを目標にした方が気楽に過ごせると思います。
我が家が通う理由|真冬・真夏・雨の日の行き先として使っている
現在は年に数回利用しています。利用する理由は3つあります。
1つ目は、真冬の運動不足解消先として使いやすいことです。ボストンの長い冬は寒さが厳しく、長時間外で遊べない日もあります。サイエンスミュージアムは館内が広く、未就学児でも自然と歩き回れるため、体を動かす機会になります。
雪の日や冬の外出先探しについては、別記事にもまとめています。
ボストン雪の日|スノーデイ休校・外出・冬の生活ガイド
2つ目は、真夏の暑さから避難できることです。意外に暑い夏のボストン、公園遊びが難しい日でも天候を気にせず過ごせます。
3つ目は、家庭ではできない体験があることです。未就学児のうちは展示内容を理解することは少なくても、顕微鏡をのぞいたり、実験を見たりする経験そのものには価値があると感じています。
チケット|ミュージアムパス利用がおすすめ

通常料金で家族全員分のチケットを購入すると、それなりの金額になります。(大人33ドル、3歳以上の子ども28ドル)
我が家はほぼ毎回、ボストン公共図書館のミュージアムパスを利用しています。
ボストン公共図書館のミュージアム・パス|取得方法と使い方
アクセス|サイエンスパーク駅から徒歩ですぐ

最寄り駅はサイエンスパーク駅(Science Park/West End)です。
我が家は毎回グリーンラインを利用しています。駅から徒歩ですぐですが、ボストン側から到着した場合は駅を出て反対側へ回る形になるため、初めてだと少し分かりにくいかもしれません。

待ち合わせで早く着いた時は、チケット売り場の先のガラス越しに見える、ボストン・ダイナミクス(Boston Dynamics)のロボット犬を見ることがあります。子どもも興味を持ちますし、ボストンらしい展示の一つです。

入館したらまず何をする?

入館したら、まず大きな地球があるホールへ向かいます。
ここは吹き抜けになっていて、地下1階から地上2階まで見渡せます。未就学児にとっては展示より先にエスカレーターが目的になることもあり、息子も小さい頃は何度も乗りたがりました。
初めて行く場合は、ここで館内マップを確認しながら「今日はどこへ行くか」をざっくり決めておくと回りやすいと思います。
初めてならこう回る
初回なら、まずは以下のどちらかから始めるのがおすすめです。
・地下1階 - 恐竜展示
・地上2階 - サイエンス・イン・ザ・パーク(Science in the Park)

恐竜展示は「来た感」があります。恐竜が好きな子でなくても、大きな骨格標本は印象に残りやすく、初回訪問の最初の行き先として分かりやすい場所です。
同じ階にあるナチュラル・ミステリーズ(Natural Mysteries)も、動物の剥製などがあり、未就学児でも見やすい展示です。

一方で、2階のサイエンス・イン・ザ・パークは未就学児が反応しやすい展示が集まっています。エスカレーターを降りてすぐの場所にあり、シーソーなど体を使う展示もあるため、自然と長居することが多いエリアです。
グリーンウィングは意識しておく

私は友人親子と何度も通っていましたが、子ども達を追いかけるのに必死で、しばらくの間グリーンウィングにほとんど行かないまま過ごしていました。
地図を見ると行っていない展示があることは分かるのですが、実際に館内へ入るとそれどころではありません。気づくとブルーウィング側だけで一日が終わることもあります。
そのため、グリーンウィングに近づいた時は、一度入ってみることをおすすめします。
未就学児には難しい展示もある

例えばエンジニアリング・デザイン・ワークショップ(Engineering Design Workshop)は広くて楽しそうに見えますが、未就学児には内容の理解が難しいものがほとんどです。
左右の入り口近くのボールを使った展示は楽しめますが、それ以外は親が説明しても理解するのが難しいことがあります。
子供が自然に反応した展示を楽しむくらいの気持ちで回る方が、親子ともに気楽だと思います。
実際に我が家の息子が反応した展示については、別記事にまとめています。
ボストン・サイエンスミュージアム|未就学児はどんな展示に反応する?
ベビーカーは4歳でも持参している

館内はベビーカーで移動しやすく、ベビーカー置き場も数箇所用意されています。
私は息子が1歳の頃は館内でもベビーカーを使い、途中で抱っこしながら回っていました。2歳以降は入館後すぐにベビーカー置き場を利用し、館内は徒歩で回るようになりました。
4歳になった現在でもベビーカーを持参しています。サイエンスミュージアムは思った以上に歩き回る施設で、遊び終わる頃には疲れ切っていることもあります。スムーズに帰宅するためにはまだ必要だと感じています。
ベビーカー置き場がいっぱいで置けなかったことはありません。また、館内でも一時的にベビーカーを止めて利用している家族をよく見かけます。スタッフから注意されている場面も見たことがなく、ベビーカー利用へのハードルはかなり低い施設だと思います。
食事|持参でもフードコートでも利用しやすい

館内には、フードコートスタイルのリバービュー・カフェ(Riverview Café)があります。ハンバーガーやピザ、サンドイッチ、フライドチキンなどがあり、未就学児でも食べやすいメニューがあります。

私は息子が3歳前半頃までは、ほとんど家から食事を持参していました。当時は展示を見ながら子どもを追いかけるだけで精一杯で、「何を食べるか考える」「商品を選ぶ」「トレイを持って会計する」ということ自体が少し負担に感じていたからです。
一方で、いつも一緒に行っていた友人は最初からフードコートを利用していました。当時は自分には難しそうに見えていましたが、通い続けるうちにそのスタイルも参考になり、我が家も少しずつフードコートを利用するようになりました。
現在はフライドチキンとポテトの盛り合わせが定番です。息子にとっても「サイエンスミュージアムへ行ったら食べるもの」の一つになっています。

価格帯はボストン市内のファストフード店と同程度です。我が家は飲み物だけ持参することが多く、食事はその日の状況に応じて持参かフードコートかを選んでいます。
また、フードコートの近くにはスターバックスもあります。
アトリウムは休憩場所というより「帰る前のクールダウン場所」

正面入口から入り、左側へ進むとアトリウムがあります。展示エリアとは少し離れていて、チケットがなくても利用できるスペースです。

アトリウムにはアーキメディアン・エクスコジテーション(Archimedean Excogitation)という巨大な動くオブジェがあります。

息子は2歳頃からこのオブジェを見るのが好きで、今でも長時間眺めています。サウンドステア(Soundstair)の音の鳴る階段を上り下りしたり、地下へ降りて展示を見たりしながら過ごすこともあります。
我が家はほぼ毎回、最後にアトリウムへ寄ります。フードコートで食事をした後に移動することもあれば、家から持参した食事をここで食べることもあります。他の家族も普通に食事をしていて、ハイチェアもあります。
未就学児連れの場合、「帰る」こと自体が一つのイベントになります。展示に夢中になっていると、なかなか次の行動へ移れません。
その点、我が家では「最後にあのオブジェを見に行こう」と言うと、比較的スムーズに展示エリアから移動できます。アーキメディアン・エクスコジテーションがあるおかげで、展示見学から帰宅モードへ切り替えやすいのです。
広い空間で自然光も入り、フードコート、スターバックス、トイレも近くにあります。息子がオブジェを見ている間に、私はコーヒーを飲みながら少し休憩するようにしています。
サイエンスミュージアムへ行く時、「最後はアトリウムで一息つける」という安心感は意外と大きいと感じています。
ワンオペ目線の評価
私は一人で連れて行くこともありますし、友人親子と待ち合わせて行くこともあります。
今では慣れていますが、初めて行った時は施設の広さに少し圧倒されました。
館内マップを見ると、「今日はここも見よう、あそこも見よう」と思いがちですが、未就学児連れの場合は実際にはなかなかその通りにはいきません。
私は友人親子と何度も通っていましたが、子ども達を追いかけるのに必死で、しばらくの間グリーンウィングにほとんど行かないまま過ごしていました。地図を見ると行っていない展示があることは分かるのですが、実際に館内へ入るとそれどころではありません。
一方で、館内は全体的に見通しが良く、ボストン・チルドレンズミュージアムよりは、子どもを見失いにくい印象です。
ただし例外もあります。一度だけニューイングランド・ハビタッツ(New England Habitats)の子ども向けトンネルで息子を見失ったことがあります。出入口が二つあり、私が見ていない方から出た後、そのまま近くの階段を上がってしまっていました。また、アークティック・アドベンチャー(Arctic Adventure)も出入口が二つあります。普段は見通しの良い施設だからこそ、こうした場所だけは少し意識しておくと安心です。
トイレは清潔で利用しやすく、おむつ替え台もあります。ただし館内の案内表示が特別目立つわけではないため、通りがかった時に場所を覚えておくと安心です。
ロッカー|利用しなくても困らなかった
館内にはロッカーがありますが、私はこれまで利用したことがありません。
チルドレンズミュージアムのような広い水遊びエリアがある施設ではないため、個人的には荷物を預ける必要性をあまり感じませんでした。
冬場のコートなどを預けたい場合には便利だと思います。
まとめ
サイエンスミュージアムは、未就学児向け施設というよりも、未就学児と少しずつ付き合っていく施設だと感じています。
私自身、息子が1歳の頃に初めて訪れた時は「まだ早かったかな」と感じましたが、その後は真冬や真夏の行き先として繰り返し利用するようになりました。
今では展示を理解することよりも、「いつか興味を持った時につながるかもしれない体験を重ねる場所」と考えています。
同じ展示でも年齢によって反応は大きく変わりました。その変化については別記事でまとめています。
ボストン・サイエンスミュージアム|1歳から3歳後半までの展示反応の変化
未就学児連れで初めて訪れるなら、まずは館内の雰囲気に慣れることを目標にしてみてください。
基本情報
【施設名】
Museum of Science
【住所】
1 Science Park, Boston, MA 02114
【アクセス】
Green Line Science Park / West End駅から徒歩数分
【駐車場】
あり
【ロッカー】
あり
【公式サイト】
https://www.mos.org/
子連れおすすめ度
- 子連れおすすめ度:★★★★★
- 対象年齢:未就学児(0〜5歳中心)
- ベビーカー:可能
- おむつ替え台:あり
- ハイチェア:あり
- キッズメニュー:あり
