【対象】未就学児(3〜5歳目安)
【こんな時に】雨の日に行ける

サイエンスミュージアム行ったら、「せっかく来たし、ちょっとでも賢くなって欲しい!」って思うの、私だけじゃないはず。何回か通いながら息子を観察してたら、少しリラックスして付き添うやり方が分かってきたで。
ボストン・サイエンスミュージアムには、宇宙や恐竜、人体、自然などさまざまなテーマの展示があります。
ただ、未就学児と何度も通う中で感じたのは、子どもは必ずしも展示内容を理解して楽しんでいるわけではないということでした。
実際によく反応していたのは、
・押すと動く
・回すと変化する
・中に入れる
・自分で試せる
といった展示です。
逆に、親が面白いと思った展示でも、説明を読んで理解することが前提になっていると、ほとんど立ち止まらないこともありました。
この記事では、未就学児と何度も通った中で、実際に反応が良かった展示を中心に整理します。
ミュージアム全体の回り方や館内設備については、別記事でまとめています。
ボストン・サイエンスミュージアム|未就学児連れで初めて行く時の回り方
未就学児が反応しやすかった展示の共通点
館内にはさまざまな展示がありますが、振り返ってみると反応が良かった展示には共通点がありました。
それは、自分で何かをすると結果が返ってくることです。
例えば、ボタンを押すと光る。ボールを転がすと動く。乗ると揺れる。中に入ることができる。
展示の意味がまだ分からなくても、自分の行動によって何かが変化すると長く遊びます。
実際に長く遊んだ展示を振り返ると、サイエンス・イン・ザ・パーク(Science in the Park)のスピン、恐竜展示の足形、トゥ・ザ・ムーン(To the Moon)のアポロ司令船、イマーシブルーム(Immersive Room)などは共通して「自分で体験できる」展示でした。

また、展示のテーマが身近かどうかも関係しているように感じます。
意味までは理解していなくても、食べ物や人体、動物など普段の生活に近いテーマだと、写真やイラストをじっと見ていることがありました。
そうやって自分から立ち止まった時は、そのまま親に質問してくることもあります。逆に立ち止まる時間が短い展示は、こちらが引き止めて説明しようとしてもほとんど聞いていません。
以前は素通りしていた展示に、3歳後半になってから突然興味を持つこともあります。
とにかく長く遊んだ展示
館内を回っていると、展示によって滞在時間にはかなり差がありました。
写真を見て数十秒で移動する展示もあれば、20分近く遊び続ける展示もあります。
特に長く遊んでいたのは、体を動かしながら試せる展示や、空間そのものが特別に感じられる展示でした。
サイエンス・イン・ザ・パーク
サイエンス・イン・ザ・パークは、館内でも特に長く滞在することが多い展示です。わが家の場合、20分以上ここだけで過ごすこともあります。
物理現象をテーマにした展示ですが、未就学児が楽しんでいるのは「学ぶこと」よりも「試すこと」のように見えます。

特に反応が良かったのがスピンです。他の子どもたちにも人気があり、順番待ちになることも珍しくありません。
一度やって終わりではなく、終わった後にもう一度列に並び直していました。
なぜ回るのか、どういう仕組みなのかは理解していなくても、自分で体を動かして結果を体感できることが面白いようでした。

スライドという展示は、大きな石と床の間に空気の層を作ることで、石を簡単に動かすことができます。大人から見るとシンプルな展示ですが、未就学児にとっては「大きな石が動く」というだけで十分魅力があります。
意味を理解する前に、まず触ってみる。このエリア全体に共通していたのは、そんな反応でした。
イマーシブルーム

イマーシブルームも毎回立ち寄ることが多い場所です。滞在時間は10〜15分程度です。

最初は映像を見て楽しんでいるのかと思っていました。ただ、様子を見ていると、映し出されている内容をじっくり見ているわけではありません。
むしろ、普段とは違う空間に入ったことで気分が盛り上がり、他の子どもたちにつられて走り回っていることの方が多いようでした。その場の雰囲気ごと楽しむ展示という印象があります。
自分から行きたがる展示
長く遊ぶ展示と、自分から目指して行く展示は少し違います。滞在時間は長くなくても、ミュージアムに来るたびに行きたがる展示がありました。
恐竜展示

恐竜展示は毎回10〜15分ほど立ち寄ることが多いエリアです。

うちの子が一番反応していたのは、実物大の恐竜模型ではなく足形でした。自分の手と比べたり、何度も触ったりしていました。恐竜について詳しく知っているわけではなくても、大きさの違いは分かりやすいようです。
恐竜好きの子は反応がかなり違います。同年代でも模型をじっくり見ていることが多く、恐竜好きのお友達の中には、この展示のために何度も通っている子もいます。

うちの子の場合は恐竜そのものより、恐竜エリア全体の雰囲気を楽しんでいるように見えました。
トゥ・ザ・ムーン

トゥ・ザ・ムーンは、ミュージアムに来ると毎回早い段階で行きたがる展示です。

一番の目的は実物大のアポロ司令船です。空いている時は中に入って寝転がったり、宇宙を見ている真似をしたりしています。
人気があるため列ができることも多く、保護者が写真を撮っている姿もよく見かけます。
通ると立ち寄る展示
館内には、ミュージアムに来る前から話題に出したり、自分から目指したりするわけではないものの、通りかかると毎回立ち寄る展示もありました。
共通していたのは、自分で探したり、中に入ったりできることです。
ナチュラル・ミステリーズ

滞在時間は10〜15分程度でした。
ここで面白かったのは、動物そのものよりも展示の見方に反応していたことです。引き出しを開けて中を見る展示があり、周囲の未就学児も含めて何度も開け閉めしている子をよく見かけました。
動物が好きな子は剥製をじっくり見ています。興味がない子はあまり長く止まらない印象もあります。
うちの子も以前は長く見ていましたが、年齢が上がるにつれて滞在時間は少し短くなってきています。代わりに、以前は難しかった別の展示に興味を持つようになりました。
同じ展示でも、年齢によって反応はかなり変わります。この変化については別記事でまとめています。
ボストン・サイエンスミュージアム|1歳から3歳後半までの展示反応の変化
ヨーキーギャラリー・オン・ザ・チャールズリバー

ヨーキーギャラリー・オン・ザ・チャールズリバー(Yawkey Gallery on the Charles River)は、通りかかると毎回立ち寄る場所です。

展示の中には、子どもが入れる暗い通路があります。魚を観察するというより、この通路に入ること自体が楽しいようでした。
滞在時間は10分前後ですが、毎回しっかり立ち寄る展示です。
アークティック・アドベンチャー

テーマそのものは未就学児には簡単ではありません。それでも入ると毎回楽しそうに過ごしています。

床に映し出された流氷や海の生き物を見たり、ボーリング模型を動かしたり、氷の壁に触ったりしながら15分ほど過ごすことが多いです。
息子の中ではミュージアムに来た時の目的地にはなっていませんが、その場に来ると毎回楽しんでいます。
親が面白い展示と子どもが面白い展示は違う
ここまで紹介した展示を振り返ると、親が面白いと感じる展示と、子どもが長く立ち止まる展示は必ずしも一致しませんでした。
実際には、親が展示内容を見ている時でも、子どもは別のところに興味を持っていることがあります。
恐竜展示では恐竜そのものより足形を触っていましたし、トゥ・ザ・ムーンでは宇宙開発より司令船の中に入ることを楽しんでいました。
食べ物や人体など身近なテーマの展示では、自分から立ち止まって質問してくることもあります。
興味を持った展示では質問が増えますが、反応が薄い展示は説明しようとしてもほとんど聞いていません。
未就学児と回る時は、「どの展示を見せるか」よりも、「どこで立ち止まるか」を観察する方が楽しみやすいと感じています。
実際には、同じ展示でも1歳頃と3歳後半では見方や楽しみ方がかなり変わりました。その変化については別記事でまとめています。
ボストン・サイエンスミュージアム|1歳から3歳後半までの展示反応の変化
まとめ
ボストン・サイエンスミュージアムにはさまざまな展示がありますが、未就学児が反応する展示には共通点がありました。
今回特に反応が良かったのは、押す、回す、転がす、中に入る、自分で試せるといった展示です。
説明を読んで理解することが前提の展示は、親が面白いと思っても立ち止まる時間は短めでした。
未就学児と回る場合は、すべての展示を理解しようとしなくても大丈夫です。どの展示に反応するかを観察しながら回ると、その子なりの楽しみ方が見えてきます。
基本情報
【施設名】
Museum of Science
【住所】
1 Science Park, Boston, MA 02114
【アクセス】
Green Line Science Park / West End駅から徒歩数分
【駐車場】
あり
【ロッカー】
あり
【公式サイト】
https://www.mos.org/
