【対象】未就学児(0〜2歳目安)/子連れ全般
【こんな時に】雨の日向け/気候がきつい時

息子が生まれてから2歳までの育児は、図書館なしでは語られへんぐらいお世話になった。この記事では、ボストン公共図書館本館について、未就学児との利用視点でまとめてみたで。
この記事でわかること
・0〜2歳とボストン公共図書館は実際に使えるのか
・どのサービスが子育て中に役立ったのか
・日本語の本やミュージアム・パスの活用方法
・子ども向け利用と大人向け利用の違い

ボストンで出産し、生後4か月頃の息子の外出先として選んだ場所のひとつが、ボストン公共図書館でした。
当時は、家にいる時間が長く、「どこかに行きたいけれど、どこへ行けばいいか分からない」時期でした。
有料のプレイスペースやクラスもありますが、毎日通える金額ではありません。事前予約も必要です。
特に乳児期は、ミルクやお昼寝、おむつのタイミングが日によって変わります。時間に沿った予定を立てること自体が難しい時期でした。
その点、図書館は無料で、予約も不要で、思い立ったときに行ける場所でした。
生後4か月から2歳半頃まで、週に3〜4日。
気づけば、生活の一部になっていました。
ボストン公共図書館については、建築やカフェの記事も別に書いていますが、この記事では0〜2歳子育ての視点でまとめます。
生後4か月から通い始めた理由|0〜2歳と過ごせる「予定を立てなくていい場所」

0〜2歳との毎日は、想像以上に読めません。
午前中に機嫌がいい日もあれば、外に出た瞬間に眠くなる日もあります。
予定を入れること自体が負担になることもありました。
そんな生活の中、図書館は「行けたら行く」という使い方ができました。
途中で帰ってもいい。短時間でもいい。それが大きな安心材料でした。
また、室内施設であることも重要でした。冬の寒さや雨の日でも行き先に困りません。
授乳専用室や給湯器、電子レンジなどはありませんが、持ち込みのミルクや軽食をとれるスペースはあります。
設備が整っているというより、「自分と子どもの都合でいつでも出入りできる」という気楽さが支えになっていました。
以下に、0〜2歳子育ての味方になる3つの無料サービスをまとめています。
0〜2歳にちょうどよかったチルドレンズ・ライブラリー
本館のチルドレンズ・ライブラリーは、0〜2歳にとって過ごしやすい空間でした。
同年代の子どもが自然に集まる環境
ここに行けば、同じくらいの月齢の子どもが常にいました。
また、数か月、あるいは1〜2年だけ年上の子どももいる環境は、一人っ子の息子にとっては「他の子を見て学べる場所」でした。
親にとっても、孤立しがちな時期に人の気配を感じられる空間でした。自分と同じように小さな子どもを見ている人ばかりなので、他の出掛け先よりも緊張感が少なかったことを覚えています。
ハイハイ期・よちよち期でも過ごしやすい空間

床で過ごせるスペースがあり、ソファもあります。
絵本棚も低い位置にあり、子どもが自分で手に取りやすい配置です。
静かすぎず、騒がしすぎない。子どもが過ごせる前提の空気があります。
子どもの行動を理解してくれるスタッフ
スタッフは乳幼児の動きに慣れていて、過度に注意されることはありませんでした。
それだけで、保護者の緊張はかなり下がります。
チルドレンズ・ライブラリーの設備や雰囲気については、別記事で詳しくまとめています。
→ チルドレンズ・ライブラリー|ボストン公共図書館本館の子ども向けスペース
① ほぼ毎日あるイベント|0〜2歳の生活リズムの軸に

図書館の強みは、イベントの多さと継続性でした。
0歳から参加できるストーリータイム
読み聞かせや歌の時間は、月齢が低くても参加できます。
内容は決して難しいものではなく、短い絵本や歌、手遊びが中心です。
派手さはありませんが、「今日も同じ時間に、同じように始まる」という安定感がありました。
赤ちゃんにとっても、親にとっても、繰り返される流れは安心材料になります。子育て初心者だった私は、「毎回こんな簡単なことの繰り返しで、変化もないし意味はあるのか。」と本気で思っていましたが、乳幼児は繰り返すことで学ぶことを、偶然スタッフの方が説明してくれて、そこでやっと理解できました。子ども目線で物事を体験することを初めて学べた瞬間でした。
曜日ごとの安心感
「今日はこの時間にこれがある」と分かっているだけで、外出のきっかけになります。
予定というより、生活リズムの目安でした。
2歳半以降に変わったこと
2歳半を過ぎると、息子は落ち着いて座っているより動き回りたくなり始めました。
それが理由で、イベント参加頻度は自然に減りました。イベントルームに連れていっても、すぐに外に出てしまうようになったからです。
それでも、0〜2歳の時期に通えたことは大きかったと思っています。
② 日本語の本が借りられる安心感|海外での言語環境を支える

海外での子育てでは、日本語環境をどう維持するかも課題の一つです。
館内棚の日本語本は多くありません。そのため、オンライン予約が前提になります。
欲しい本を検索し、他館から取り寄せる。時間はかかりますが、ほぼ確実に手元に届き、利用は無料です。

日本語の本の探し方や予約方法は、こちらで具体的にまとめています。
→ ボストン公共図書館で日本語の本を借りる方法|子ども向け蔵書も探しやすい理由
③ ミュージアム・パスで広がった外出先の選択肢

図書館カードで利用できるミュージアム・パスも活用しました。
割引や無料入場が受けられますが、完全無料ではない施設もあります。
期待値を調整して使うことが大切です。
各施設の年間パスを買うか迷った時に、気軽に試せるのはメリットでした。
ミュージアム・パスの予約方法や体験談は、別記事で詳しくまとめています。
→ボストン公共図書館のミュージアム・パス|取得方法と使い方
0〜2歳子育てにおける「生活インフラ」だった
もともとは図書館というと、本を借りたり、静かに勉強をしたりする場所という認識しかなく、実際に通い始めるまでは、子どもと日常的に通う場所になるとは思っていませんでした。
けれども、0〜2歳の時期の私たちにとっては、その役割が少し違っていました。
行き場がない日に行ける場所。
誰かの存在を感じられる場所。
無料で、予約不要で、思い立ったら行ける場所。
子どもにとっては、同年代の子を見る機会。
親にとっては、孤立を和らげる時間。
本来の「本を借りる場所」という機能に加えて、子育ての日常を支える場所になっていました。
0〜2歳期に「予約なし・無料・室内」で通える場所を探している家庭には、選択肢の一つになると思います。
大人だけで訪れるボストン公共図書館の楽しみ方
子どもと通う日常とは別に、建築やカフェ目的で訪れるのもおすすめです。
1895年完成マッキム館の見どころは、こちらで紹介しています。
→ボストン公共図書館本館|1895年完成マッキム館の見どころ
館内のコートヤード・ティールームで楽しむアフタヌーンティーについては、こちらにまとめています。
→ コートヤード・ティールーム|ボストン公共図書館で楽しむアフタヌーンティー
